職能軽視なので安易に使うことに反対の言葉

今日は研修会の講義でした。

そこでも少し触れたことです。

 

以下の言葉は良く使われていますが、薬剤師の職能軽視なので、安易に使うことに反対です。

特に学会発表とか論文では使うべきではありません。

 

「医師の負担軽減」「看護師の負担軽減」

「処方代行入力」

「対物業務から対人業務へ」

「薬あるところに薬剤師あり」

 

これらの用語は他職種からみたら、薬のことだから内容を問わず薬剤師がやってねとなり、薬剤師の専門性や独自性を含んだ言葉ではありません。

そもそも、目的は他職種の負担軽減ではありません、他職種の代行業務ではありません。

対物か対人かではなく、物でも人でも薬剤師として関わることで医療の質が上がるのか(患者のためなのか)どうかが重要なんです。

AIとかロボットは今後、対物だろうが対人だろうが置き換わっていきます。その職種が生き残れるかは対物だろうが対人だろうが職能として関わることに意義があるかどうかです。

なので、対物業務から対人業務ではなく、ハードからソフトへの関わりが大事で、対物か対人かの違いではありません。ソフト面で職能を活かすために、独自性(薬学)と協調性(他学とコミュニケーション)の両方が必須です。

対物業務だって情報に基づいた管理は重要です。その情報管理に関わることが大事なんです。そもそも薬剤師は薬という物を人に使うところ(あるいは使った後)を専門にする職種です。物としての薬のこと(薬学)がわかっていない薬剤師は薬剤師ではありません。

薬のことだから全部薬剤師なのではなく、薬のことで、薬剤師だから関わることが重要ところはちゃんと関わることが大事なんです。任せられることは任せれば良いのです、対物だろうと対人だろうと。それこそ、患者や他職種への薬剤師からの教育も大事なんです。だから薬剤師がロボットを活用する、ロボットの開発や活用に関わることも大事なんです。