戦友を偲ぶ

今年の6月に職場の先輩が急逝されました。

先輩は僕の4つほど年輩で、僕と同じく、当院で研修後に他病院に就職して、現職場に戻られています。先輩は大学院を出られているので、僕より2代先輩ですが、僕より2年ほど後に当院に戻られました。

先輩も僕も研修生後に現職場に就職せず、その後、野心を持って現職場に戻って来て、ここで学位をとらせてもらったという点で、僕にとっては先輩に失礼ですが、戦友みたいな存在です。そして、正直、現場への情熱という点でこの人にはかなわないなと認めていた現場で唯一の人でした。一緒に飲みにいった回数は数えきれないです。先輩は先輩として僕の愚痴をいつも聞いてくれました。僕の結婚式にはスピーチをお願いして、近所に住んでいたので、家内と一緒におうちにお邪魔したこともあります。お子さん達とも一緒に遊びました。

ただ、その後、二人とも情熱はあるものの、微妙に目指している方向性が違うことや、考え方の違いで、段々すれ違っていきました。僕も泣かされたこともありますが、逆に先輩にもかかわらず僕が暴言を吐いたこともあります。そうやって、二人の距離は離れていきました。いつしか、お互いにストレスの存在だったのではと思います。

そして、ある朝、先輩は急逝されました。しばらく自分は意味がわかりませんでした。なんでだよ、わけがわからん。家族の悲しむ姿を見ていられませんでした。自分のせいもあるのかなと正直思うこともあります。よくわかりません。

ただ、僕にとって偉大な先輩です。なんか今でも見られている気がします。喜怒哀楽の目で。先輩のためにできることは、天国の先輩が認めてくれる存在となることくらいかな。プレッシャーだな。頑張りますよ先輩のぶんまで。どうか天国から見守っていてください。