講演と利益相反

講演と利益相反

 

今日は学会のランチョンセミナーで講演でした。

最近、ありがたいことに学会や研究会で講演をさせていただく機会が多いです。

自分がやってきたことや、自分の考えをお話させていただき、

そしてそれを聞いてくださった方から良かったと言っていただいたり、

うちでも話してほしいという依頼をいただけることは素直に本当にうれしく、やりがいになります。

そんな僕も最初から今のように話せたわけではありません。

医学生への毎週の講義など、最初はだれも聞いてくれずに、講義の日は鬱でした。

なんとか聞いてもらえるように工夫しようと、なんとか今のレベルまでにはなりました。また、内容自体は指導してくださった先生や協力してくれた先生方のおかげです。

さて、講演を受けるようになってきて、調子に乗ってしまうのも事実です。メーカー主催とかは特に待遇がいいです。

それでも、とあるメーカーの超有名ホテルでの全国規模の後発品対策接待モード全開の講演会と大規模な情報交換間という名のメーカー持ち飲食会が終わったあとには吐き気がしました。とても健全とは思えなかったからです。そんな僕も弱い人間で、講演料とか辞退はできない弱い人間です。メーカー講演を完全ボランティアで引き受ける人もいるようですが、僕はそんな潔癖でもありませんし、誘惑に弱い人間です。今のスタンスは、メーカー主催の(特に宣伝主体の)講演会は基本的に断る(内容や依頼者がメーカーでなくお世話になっている先生とかなら断らないこともありますが)、講演内容は絶対にフェアにいく、ためらいを持つ、ということを忘れないように気をつけてはいます。そして、こんなプチ反抗的なことを書けるのも僕は利益相反に実際にはほとんど影響を与えない存在だからなんです(勝手に自己陶酔で影響しかねないと思っている面もありますが)」。

メーカーのスポンサーはありがたいと思います、でもあくまでもそれは良い医療に繋がるもので患者さんの存在が置き去りにされないよう、受ける際にも、しゃべる際にも気を付けていきたいと思います。